春陽炎

香西薰( 香西かおり ) 春陽炎歌詞
1.春陽炎

作詞:いではく
作曲:鈴木淳

櫻吹雪が舞う頃
ふたり出會った この町
戀は不思議 いつのまにか
あなた私のすべてに
男と女 好きになったら負けね
背中みつめているだけで幸せだった
見える景色すべてが バラ色で
ゆれて步いた街並

風に銀杏が踴って 道も黃金に色づく
移る季節見れば少し
心がわりが恐いの
男と女 愛の言葉のかわりに
抱いて抱かれてふたりは確かめあった
窗の下は通りに影もなく
夜明けまどろむ小部屋で

冰雨まじりの夕暮れ
ぬれてさみしい並木路
傘の群れに背中向けて
來ないあなたを待ってた
男と女 出會いと別れは運命
昨日しあわせ明日は はかない淚
戀は春の陽炎 あやしげに
消えてひとりの街角


2.愛憐歌

作詞:いではく
作曲:鈴木淳

顏をあげれば東の空に
浮かぶ半月 黃昏もよう
遠く見下ろす 街場の燈り
二年の月日は思い出ばかり
あなたの心のどこに私がいたのでしょう
聞いても寫真が笑うだけ
哀しみ抱いたまま たどる道
歌う愛憐歌

道で行き交う誰もがみんな
見えるしあわせ 氣のせいですか
ふたつ たむけた桔梗の花と
お酒の瓶がせめての想い
あの頃 ふたりで飲んではしゃいでいたものを
今では哀しい彼岸會(ひがんえ)に
淚でつぶやいた あんた馬鹿
ひとり愛憐歌

夕餉の仕度も 心むなしいものだけど
明日をみつめて生きるため
ため息 捨てました今日からは
夢で愛憐歌